各期活動29期同期会

還暦過ぎて海外赴任が決まった同期生の壮行会

桜の花の咲くこの時期は、学生時代であれば、進級・卒業や進学・入学、社会人であれば、入社、異動、転勤、退職等が人生の節目を迎えることの多い時期である。仲間の一人が、再びアメリカへ海外赴任(駐在)することになり、3月30日に「壮行会」を開催した。
参加者は、主賓の大島聡君を含む9名で、駐在経験のあるメンバーが揃ったのもなにかの縁である気がした。
最初に海外赴任が決まった経緯の話があり、今回のシカゴ駐在は3年ぐらいと聞いたが、家族を帯同するとはいえ、私達の年齢では大変だろうと想像する。
参加者それぞれの海外経験、留学や仕事での駐在の時の思い出話で盛り上がった。海外で勉強や仕事をした経験のある人同士の話は、海外駐在未経験の私には、想像をかき立てられる大変興味深いものであった。日常生活においても、言葉に始まり、自然、天候、行事、慣習、文化等、楽しみと同じくらいに苦労もしたであろう、外国を身をもって経験した仲間達に「かっこよさ」も感じた。
それぞれの経験、現在の状況などを話し合う2時間はあっという間であった。外国経験のある面々であることが関係あるのかどうか因果関係はわからないが、飲み放題にも関わらず(!)穏やかで落ち着いた会だった。
最後に参加者全員で写真を撮り、お開きとなった。無論、それで終わるはずもなく、延長線=2次会に突入していった。
初老親父の我々は、体力や五感の衰えを痛感し始めた。それだけに、会える機会を多く提供したいと思う。同窓会委員としては、同期の集まる機会を提供することが大事な仕事であり、その実現に向けて頑張るつもりでいる。
年度末で忙しい時期、また桜が開花したという花見の時期に集まってくれた人に感謝する。次回の集まりは、卒業生として初めて母校の校長に就任する同期の柳下修君の祝賀会になる可能性が高い。今回の出席者はもちろん、やむを得ず欠席したメンバーにも、次にはお目にかかりたいと思っている。

前田 真孝 (29期)

1次会の写真:左から、熊谷、原田(冬)、大島、古藤、石井(慎)、杉浦、片平、神野、前田(真)。(敬称略)