ホーム事務局通信執行部メッセージ同窓会 会長挨拶(2019/9)

事務局通信執行部メッセージ

同窓会会長にご再任いただいて

栄光学園同窓会会長 山田宏幸(30期)

日ごろより、同窓会活動にご理解とご協力をいただきありがとうございます。

改めまして、本年5月の定期総会で同窓会長にご再任いただきましたことについてご挨拶、ご報告申し上げますとともに、本任期中の同窓会活動について、ご説明させていただきます。

さて、すでに様々なところでお話をさせていただいているところですが、時代は平成から令和に変わり、母校栄光学園も、法人合併や創立70周年の新校舎などを経て環境が大きく変わり、新たなステージへと進化しているように感じられます。

これらの変化を受け、前任期の70周年事業後には、ホームページの全面刷新と運用体制の整備を行いました。刷新後も、新たな運用を進めるうちに、気付いた課題などを順次改善し、手前味噌ではありますが、中高同窓会のホームページとしては、情報更新の頻度を含め、かなり充実したものになってきたと思っております。

また、本年7月からは、「EACON」による電子版「会員名簿」による会員情報管理と会員サービスの提供を開始しました。これは、個人情報保護法の改正など、時代の変化に対応すべく、長年懸案であった本同窓会名簿のあり方について、昨年度特別委員会を設置し検討を重ね、本年5月の定期総会において、1954年以来原則隔年で作成してきた冊子の「会員名簿」の印刷発行と会員への冊子提供を終了し、電子版「会員名簿」による管理とサービス提供を行うことをご承認いただき、進めているものです。今後は、さらにログイン登録ユーザーを増やし、会員情報を充実させるとともに、適切な運用の下に、会員の皆さまに有用なサービスを提供できるように改善してまいります。まだログインいただけていない会員の皆さまにおかれましては、7月1日付けで郵送させていただきましたEACONログインのご案内や本ホームページの“事務局通信-重要なお知らせ”により、ログインいただけますよう、お願いいたします。

このように、同窓会の仕組みの足元を固め、会長就任時のコンセプトである“人が繋がる、人を繋ぐ、同窓会”を実践できるような環境を、まずハード面から少しずつ整えてきました。また、繋がりを広げる試みとして、イエズス会校4姉妹校同窓会の共同企画イベントの開催や、各地方支部の設立支援の取組みなども進めております。さらには、ホームページや会員名簿だけでなく、会費のあり方や仕組み、納入方法など、まだ取り組めていない諸々の整備についても、引き続き取り組んでまいりますので、さらなるご理解とご協力をいただければと存じます。

冒頭でも触れていますが、新たな時代を迎えるにあたり、ここ数年私は、今後本会はどうあるべきかを、改めて多面的かつ俯瞰的に模索する必要があるのではないかと感じておりました。そこで本年は「栄光学園同窓会のビジョン検討」特別委員会を設置し、今後の本同窓会のあるべき姿を、様々な視点から、増強した次代を担う中堅・若手の幹事を中心に検討することとし、すでに第1回委員会を8月に開催しております。委員会の設置については、定期総会でもご説明しており、また委員会の経過については、本ホームページやこの秋発行のALUMNI92号でも総務部の記事として掲載いたしますので、ご覧いただければと思います。会創設当時の少人数の同窓会から12,000人を超える会員数となった本会ですが、その仕組みや位置付けは、変化こそあるものの基本的には創設時からの踏襲であると捉えております。過去のふりかえりと現状の評価を行うとともに、今後のあり方を模索し、全ての本会会員が「栄光学園同窓会の会員で良かった」と思える会に少しでも近付けるよう、今後、皆さまのご意見なども踏まえながら、検討を進めていこうと思っております。

過去を大切にし、栄光のDNAを継承しつつ、より広い視野、未来志向で“Men for Others, with Others”を実践できるよう、全ての会員の皆さまの下支えとなることを常に忘れず、学園、後援会、姉妹校同窓会とも協力しながら、躍動感あふれる同窓会にしていければと思います。また、これまで同窓会や同窓との繋がりにあまり関心の無かった方が、同窓会に関心を持たれた際に、関わり易い“居場所”や“仕組み”がどこかにあるような会にしていければと思います。“人を繋ぐ、人が繋がる同窓会”に近付けていけるよう、会員の皆さまには、同窓会事業にご理解とご協力をいただけますよう、また一層積極的に同窓会活動にご参加いただけますよう、引き続きよろしくお願い申し上げます。